「今の園児数なら、保育士は何人必要?」
「0歳児や1歳児の人数が変わったとき、配置人数はどう変わる?」
「異年齢合同保育のとき、必要な保育士数の目安を確認したい」
保育園の園長や主任としてシフトを作成するとき、こうした確認が必要になる場面があります。
保育士の配置基準は年齢によって異なるため、複数の年齢の子どもがいる場合、人数の計算が複雑になりがちです。
そこで、0〜5歳児の人数を入力するだけで、保育士配置人数の参考値を確認できる無料計算ツールを用意しました。
国の基本的な配置比率をもとに、年齢別の計算結果と園全体の合計を表示します。
1歳児については、5対1・6対1の2種類を選択できます。
園児数が変わったときや、シフトを検討するときの参考としてご活用ください。
※本ツールは年齢別配置比率に基づく簡易計算です。自治体の条例、端数処理、経過措置、保育士以外の職員の算入条件などをすべて反映するものではありません。法令上の必要人数や配置基準への適合を判定するものではないため、実際の園運営では必ず所在自治体の最新基準をご確認ください。
保育士配置人数を自動計算する
以下の入力欄に、各年齢の子どもの人数を入力してください。
0歳児から5歳児までの人数を入力すると、年齢別の基本比率に基づいた保育士数の参考値が自動計算されます。
保育士の対人数・参考計算ツール
その時間帯の園児数を入力してください。1歳児は「5対1」「6対1」を切り替えられます。計算値は小数のまま表示します。
年齢別の計算内訳
| 年齢 | 園児数 | 比率 | 人数相当 |
|---|
このツールは比率に基づく参考計算です。1歳児の5対1・6対1は選択式であり、どちらを適用すべきかを判定するものではありません。自治体の条例・経過措置・端数処理・年齢区分・最低配置人数・時間帯別運用等によって必要数は異なります。子育て支援員・看護師・みなし保育士等の特例算入は対象外です。園長・主任の実際の配置上の扱いも自治体に確認してください。表示値のみで配置の適法性を判断しないでください。
2026年の保育士配置基準一覧
認可保育園における国の基本的な配置基準は、次のとおりです。
| 年齢 | 国の基本的な配置比率 |
|---|---|
| 0歳児 | おおむね3人につき保育士1人以上 |
| 1・2歳児 | おおむね6人につき保育士1人以上 |
| 3歳児 | おおむね15人につき保育士1人以上 |
| 4・5歳児 | おおむね25人につき保育士1人以上 |
3歳児は従来の20対1から15対1へ、4・5歳児は30対1から25対1へ改善されています。
ただし、3歳児・4歳以上児には一定の経過措置が設けられており、実際の適用基準については自治体への確認が必要です。
また、1歳児の5対1は全国一律の国の基本基準ではありません。自治体の独自基準等を確認したうえで選択してください。
年齢別の配置基準や改正内容について詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。
→ 保育士の配置基準【2026年】0〜5歳児は何人に1人?年齢別にわかりやすく解説
計算ツールの使い方
① 0〜5歳児の人数を入力する
各年齢の入力欄に、確認したい時間帯の園児数を入力します。
例えば、園全体の配置人数を確認したい場合は、在園児数を入力します。
早番や遅番など、特定の時間帯を確認したい場合は、その時間帯に実際に保育している子どもの人数を入力してください。
② 1歳児の配置比率を選択する
1歳児については、5対1または6対1を選択できます。
国の基本的な配置比率は6対1ですが、自治体独自の基準等を確認したい場合にも対応できるよう、2種類の計算を用意しています。
③ 計算結果を確認する
入力した人数に応じて、年齢別の計算値と合計が表示されます。
例えば、0歳児6人、1歳児10人、2歳児12人、3歳児15人、4歳児25人、5歳児0人の場合、1歳児を5対1で計算すると、年齢別比率の単純合算は8.00人相当です。
一方、1歳児を6対1で計算すると、約7.67人相当になります。
この数値はあくまで基本比率を使った計算値です。実際の法定必要人数は、自治体の算定方法や適用される条件を確認して判断してください。
計算結果を見るときの注意点
年齢別の人数をすべて切り上げればよいとは限らない
保育士配置人数を計算するとき、各年齢の人数を基準人数で割り、その結果を切り上げる方法を思い浮かべるかもしれません。
しかし、自治体によって算定方法や端数処理の取扱いが異なる場合があります。
そのため、このツールでは年齢別比率に基づく参考値を表示し、全国一律の法定必要人数として断定しないようにしています。
保育士の配置は最低人数だけで考えない
配置基準上の人数を満たしていても、それだけで安全な保育体制が確保できるとは限りません。
例えば、散歩や水遊び、食事、午睡への移行など、活動によって必要な職員体制は変わります。
また、個別の配慮が必要な子どもがいる場合や、新年度で子どもが不安定な時期などは、基準以上の職員配置が必要になることもあります。
「配置基準上の人数」と「安全で丁寧な保育を行うために必要な人数」は、分けて考えることが大切です。
早番・遅番・合同保育では別の確認が必要
朝夕の合同保育や休憩時間帯などは、年齢別の基本比率だけでは判断できない場合があります。
保育士以外の職員を配置人数に算入できる特例や、自治体独自の運用も関係します。
計算結果だけでシフトの適否を判断せず、自治体の基準や園の運営状況と照らし合わせてください。
園長・主任が配置人数を確認するときに大切なこと
園長としてシフトを考えるとき、私が大切にしているのは、人数だけを確認して終わらせないことです。
同じ5人の職員が勤務していても、経験年数や担当クラス、職員同士の組み合わせ、その日の活動によって保育の安定感は変わります。
また、配置人数が足りていても、休憩が重なる時間帯や、食事・排泄の援助が集中する時間帯には、保育体制が手薄になることがあります。
だからこそ、配置人数を計算したうえで、
「この時間帯に、どの子どもを、誰が見ているのか」
「職員が一人抜けたとき、安全な保育を継続できるか」
という視点を持つことが重要です。
計算ツールは、配置を考えるための出発点として活用していただければと思います。
保育士配置基準について、さらに詳しく調べる
保育士配置基準は、年齢別の人数だけでなく、自治体の基準や実際の運用方法まで理解することが大切です。
以下の記事では、園運営の実務に関わる内容を詳しく解説しています。
年齢別の配置基準を知りたい方
→ 保育士の配置基準【2026年】0〜5歳児は何人に1人?年齢別にわかりやすく解説
対人数計算や「みなし保育士」について知りたい方
→ 認可保育園の保育士配置基準とは?対人数計算と「みなし保育士」の考え方を園長経験者が解説
指導検査で確認される内容を知りたい方
→ 【2026年版】東京都の一般指導検査で見られるポイントとは?
まとめ|保育士配置人数の確認をもっと簡単に
保育士配置基準は、園長や主任だけでなく、日々の保育に関わるすべての職員が理解しておきたい内容です。
今回の計算ツールは、0〜5歳児の人数を入力することで、年齢別の基本比率に基づく保育士数の参考値を確認できるようにしています。
園児数が変わったとき、シフトを検討するとき、配置基準について職員間で確認したいときなどにご活用ください。
ただし、最も大切なのは計算結果の数字そのものではありません。
その人数で、子どもたちの安全を守り、一人ひとりに丁寧に関わることができるか。
配置基準を理解することを、よりよい保育体制づくりにつなげていきたいと思います。
黒ぶち園長|保育の学び.COM
※本記事は2026年時点の国の基本的な配置基準を参考に作成しています。実際の配置人数の算定、経過措置、自治体独自基準、職員資格要件については、必ず所在自治体の最新の条例・通知等をご確認ください。