この記事でわかること
- 保育士がキャリアアップする人に共通する考え方
- 園長や主任が普段見ているポイント
- 「チャンスが来る人」と「来ない人」の違い
- 評価されない職場で働き続けるべきか考える視点
- 転職を考えるタイミングの目安
「主任になりたいです。」その気持ちはとても大切です
園長をしていると、
「主任を目指したいです。」
「もっと責任のある仕事に挑戦したいです。」
という相談を受けることがあります。
一方で、
「自分にはまだ無理だと思います。」
「やってみないと分からないので…。」
という声もよく聞きます。
もちろん、その気持ちは自然なものです。
誰でも、新しい役割には不安があります。
しかし、園長として多くの職員を見てきた中で感じることがあります。
それは、
キャリアアップのチャンスは、待っているだけではなかなか巡ってこない
ということです。
キャリアアップすると自由も増える。でも責任も大きくなる
リーダー。
副主任。
主任。
園長。
役職が上がるほど、自分で判断する場面は増えていきます。
「この対応で進めよう。」
「今回はこういう保育を目指そう。」
「この職員に任せてみよう。」
自分の考えで決められる場面が増えるため、一見すると自由度は高くなります。
しかし、その自由には責任が伴います。
判断を任されるということは、
その結果にも責任を持つということです。
管理職は、自分の失敗だけでは終わらない
例えば運動会。
自分は準備を万全に進めていたとしても、
担当職員が大切な確認を忘れてしまうことがあります。
保護者対応で行き違いが起こることもあります。
その時、
責任を負うのは担当者だけではありません。
主任や園長も責任を負います。
管理職とは、
仲間の成功だけでなく、失敗も受け止める仕事です。
だからこそ、
役職が上がるほど「自分だけ頑張ればいい」という考えでは務まりません。
「やってみます」と言える人にチャンスは巡ってくる
もちろん、
「経験がないので不安です。」
と思うのは当然です。
ですが、
園長が新しい仕事をお願いしたいと思うのは、
必ずしも経験豊富な人だけではありません。
「やってみます。」
「挑戦してみたいです。」
そう言える人に、
少しずつ役割を任せてみようと思うことがあります。
経験は、
挑戦した人にしか積み重なりません。
待っているだけでは評価されにくい理由
「頑張っているのに評価されません。」
そう感じている先生もいると思います。
ただ、一つ知っておいてほしいことがあります。
園長は、
あなた一人だけを見て仕事をしているわけではありません。
園全体を見ています。
職員全員を見ています。
保護者対応もあります。
行政対応もあります。
その中で、
自然と目に入ってくる人がいます。
例えば、
- 行事で率先して動く
- 困っている職員に声を掛ける
- 研修へ積極的に参加する
- 自分から仕事を引き受ける
- 後輩の相談に乗る
こうした姿は、
思っている以上に見られています。
そして、その積み重ねが、
「次はこの先生にお願いしてみよう。」
という評価につながっていきます。
それでも評価されない園もあります
一方で、
すべての園が適切な評価をしてくれるとは限りません。
残念ながら、
管理職という立場にいても、
人を育てることや、公平に評価することが得意ではない人もいます。
・好き嫌いで評価する
・挑戦する人より目立たない人を優先する
・誰が頑張っているのか見ようとしない
そんな職場では、
どれだけ努力しても正当に評価されないことがあります。
これは決して珍しい話ではありません。
転職もキャリアを守るための選択肢
もし、
「この園では何年経っても成長できない。」
「頑張っても評価されない。」
そう感じるのであれば、
転職も一つの選択肢です。
ただし、
短期間で何度も転職を繰り返すと、
採用する側は、
「またすぐ辞めてしまうのではないか。」
と不安を感じることがあります。
そのため、
可能であれば年度の切り替わるタイミングでの転職がおすすめです。
もちろん、
心身に大きな負担がある場合や、どうしても今の環境で働き続けることが難しい場合は、この限りではありません。
自分自身を守ることも、とても大切な選択です。
まとめ|キャリアは「待つもの」ではなく「つかみにいくもの」
キャリアアップチェックリスト
□ 新しい仕事に挑戦する姿勢がある
□ 「やってみます」と言える
□ 行事や係に積極的に参加している
□ 周囲を支える行動を意識している
□ 今の職場で成長できる環境か振り返っている
キャリアアップは、
誰かが与えてくれるものではありません。
日々の姿勢が信頼となり、
その信頼が、
「この先生なら任せられる。」
という評価につながります。
もちろん、
環境との相性もあります。
努力が正当に評価される園もあれば、
そうではない園もあります。
だからこそ、
今の園で挑戦を続けるのか。
新しい環境に踏み出すのか。
自分自身のキャリアを主体的に考えることが大切です。
その積み重ねが、数年後の自分の働き方を大きく変えていくはずです。


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