主任時代の活力と悩み ~板挟み時代~

キャリア
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この記事でわかること

  • 主任になりたてのリアルな現場の状況
  • 中間管理職としての板挟みの実態
  • 園長と現場の間で起こるコミュニケーションのズレ
  • メンタルが揺れる時期の乗り越え方
  • 主任として成長する過程で必要な視点

主任時代初期

信頼ゼロからのスタート

主任になりたての頃、まず感じたのは「信頼のなさ」でした。

周囲の職員からは冗談交じりに「主任!」と呼ばれるものの、それは敬意ではなく、あくまで同僚としての延長線上の関係でした。

つまり当時の私は、

  • 実績なし
  • 信頼なし
  • 経験も十分とは言えない状態

からのスタートでした。

そもそもこの主任就任は、前任の主任が急遽退職することになり、後任を決める中で声をかけていただいたことがきっかけでした。

園内でも他に希望者がいない状況の中で、私がその役割を担うことになりました。

当時は保育の視点もまだ未熟で、日々の保育フォローと主任業務を同時にこなしながら、園長からの指示に必死に対応していました。

とにかく業務時間中は常に頭をフル回転させていた記憶があります。

それでも園内の人間関係は比較的良好であり、園長にも積極的に質問しながら学ばせていただいたことで、少しずつ主任としての視点を身につけていきました。


主任時代中期

園長と現場の板挟みが始まる

業務に慣れてくると、徐々に見えてくるものが変わってきました。

クラスからの相談も増え、現場の意見と園長の意図にズレが生じる場面が出てきました。

この状況を受けて、園長からは「現場で起きている情報はすべて共有するように」という方針が出されました。

しかしその一方で、すべてをそのまま伝えるだけでは主任の役割は果たせません。

単なる伝達役ではなく、

現場と園長の意図を整理し、橋渡しする役割

が求められるようになっていきました。

また、内部昇格だったこともあり、職員との距離が近い分、関係性のバランスを取る難しさもありました。

さらにこの時期、園長と以前から関係のある職員が新たに入職してきたこともあり、園内のコミュニケーション構造はさらに複雑になっていきました。


主任時代後期

精神的に最も厳しかった時期

後期になると、園長との関係性に変化が生じ始めました。

これまで相談しやすかった関係から一転し、

  • 忙しいから後にして
  • 見れば分かるでしょ
  • 考えてから聞いて

といった言葉を受ける場面が増えていきました。

また、園長と関係の深い職員との会話の中で、

「主任なのに分からないんですか?」

といったやり取りが聞こえることもあり、自分の判断や理解に対する自信が揺らぐ時期でもありました。

何をしても正しいのか分からず、常に手探りの状態で業務をこなしていた記憶があります。

周囲の職員からも

「主任、大丈夫ですか?」

と声をかけられるようになり、自分でも疲労を自覚するほどでした。


後から分かったこと

この時期の出来事は、後になって振り返ると意味が見えてきました。

当時の園長は、近い将来の異動が決まっており、それまでの期間で組織のレベルを引き上げようとしていたのだと理解するようになりました。

いわば、短期間で一定水準まで引き上げるための厳しい育成だったのだと思います。

当時は「スパルタ」と感じる場面も多くありましたが、今振り返ると組織を意識した指導だったとも捉えられます。


支えになっていたもの

この時期を乗り越えられた理由は明確です。

  • 子どもたちの笑顔
  • 保護者との日々のやり取り
  • 同僚との何気ない会話

この3つが精神的な支えになっていました。

特に、日々の保育の中で子どもたちの成長に触れることは、大きなモチベーションでした。

また、退勤時の同僚との何気ない会話も、振り返ると大きな支えになっていたと感じます。


主任という立場の難しさ

主任は、現場と園長の間に立つ中間管理職です。

そのため、時にはどちらの意見にも完全には寄り添えない状況が生まれます。

この時期に強く感じたのは、

  • すべてを完璧にこなす必要はない
  • しかし責任は常に求められる

という現実でした。

人間関係の中で迷いが生じることもありますが、その中で自分自身の立ち位置を見失わないことが重要だと感じています。


まとめ

主任時代は、保育士としての経験とはまったく違う難しさがあります。

  • 信頼をゼロから積み上げる初期
  • 園全体を理解し始める中期
  • 板挟みで悩む後期

この3段階を通じて学んだのは、

主任とは「人と人をつなぐ役割」である

ということでした。

現場と園長の間で揺れる立場だからこそ、判断力と調整力が求められます。

そしてその経験は、後の園長業務に大きくつながっていきます。

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