現役園長が教える|園見学で見るべき「いい園」と「危ない園」の違い

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この記事でわかること

  • 保育園見学で本当に見るべきポイント
  • 園舎の綺麗さや設備以上に大切なこと
  • 「いい園」と「危ない園」の違い
  • 入園後に「こんなはずじゃなかった」を減らすための確認方法

保育園見学で本当に見るべきなのは「建物」ではありません

保育園選びは、子どもの人生で初めての「社会」との出会いです。

だからこそ、多くの保護者の方が園見学に足を運びます。

見学の際に目に入りやすいのは、

  • 園舎の新しさ
  • 園庭の広さ
  • 玩具の充実度
  • 英語や体操などの特色ある活動
  • 写真映えするきれいな保育室

こういった部分ではないでしょうか。

もちろん、これらも大切な要素です。

しかし、現役園長として多くの園を見てきた経験からお伝えしたいことがあります。

それは、

本当に見るべきなのは「人」と「空気感」である

ということです。

保育は設備が行うものではありません。

毎日子どもたちと向き合う「人」が行う仕事です。

どんなに立派な建物でも、そこで働く人たちが疲弊していたり、子どもへの関わりが否定的だったりすれば、保育の質は高くなりません。

逆に、多少設備が古くても、子どもや保護者、職員同士の関係性が良い園は、安心して子どもを預けられることが多いものです。


園見学チェックリスト① 職員は笑顔で挨拶をしていますか?

□ 保育士同士が自然に挨拶をしている
□ 保護者や見学者にも笑顔で挨拶をしている
□ 園長や主任も積極的に挨拶をしている
□ 子どもたちも挨拶をしている

挨拶は、その園の文化や人間関係が最も表れやすい部分です。

忙しい時間帯であっても、職員同士が自然に声を掛け合っている園は、日頃からコミュニケーションが取れている可能性が高いでしょう。

逆に、職員同士がほとんど会話をしていない、目が合っても挨拶がないという場合は、少し注意して見てみてもいいかもしれません。


園見学チェックリスト② 子どもへの声かけは肯定的ですか?

□ 「ダメ!」「早く!」という言葉が多くない
□ 子どもの目線に合わせて話をしている
□ 子どもの話を最後まで聞こうとしている
□ 保育士が笑顔で子どもと関わっている

近年の保育では、子どもの人権を尊重した関わりが非常に重視されています。

例えば、

「走っちゃダメ!」

ではなく、

「歩こうね。」

「歩くとお友達とぶつからないね。」

という肯定的な声かけを意識している園も増えています。

子どもへの言葉遣いは、その園の保育観が最も表れる部分の一つです。

ぜひ耳を傾けてみてください。


園見学チェックリスト③ 職員同士の関係性は良さそうですか?

□ 保育士同士が相談しやすそうに見える
□ 主任や園長に話しかけやすそうな雰囲気がある
□ 職員室の空気が張り詰めていない
□ 困っている職員を自然にフォローしている姿がある

保育はチームで行う仕事です。

一人の先生だけが頑張っていても成り立ちません。

職員同士の関係性が良い園は、その安心感が子どもたちにも伝わります。

逆に、職員が常に緊張していたり、誰かの顔色を伺っているような雰囲気がある場合は、注意して見ておくとよいでしょう。


園見学チェックリスト④ 園長は現場を見ていますか?

□ 園長が子どもたちの名前を覚えている
□ 保護者に自ら声を掛けている
□ 現場職員と会話をしている
□ 園全体の様子を把握しているように感じる

園長の考え方や関わり方は、必ず園全体に影響します。

現場に出て子どもたちや職員と関わっている園長もいれば、事務室にいる時間が長い園長もいます。

どちらが良い悪いという話ではありません。

ただ、園長の雰囲気や考え方は、その園のカラーそのものになることが多いのです。


園見学チェックリスト⑤ 子どもたちは安心して過ごしていますか?

□ 子どもたちの表情が明るい
□ 泣いている子への対応が丁寧
□ 子どもが安心して保育士に甘えられている
□ 保育士の近くに自然と子どもが集まっている

実は、最も正直なのは子どもたちの姿です。

安心できる環境では、子どもたちはよく笑い、よく遊び、困った時には自然と保育士を頼ります。

子どもたちの表情や動きは、園の雰囲気を映す鏡でもあります。


園長が感じる「少し気になる園」のサイン

これはあくまでも一例ですが、園見学の際に少し気になった場合は、他の園とも比較してみることをおすすめします。

  • 職員が目を合わせない
  • 保育士が常に急いでいる
  • 子どもへの否定的な声かけが多い
  • 質問への回答が曖昧
  • 園長や主任の姿が見えない
  • 園全体に余裕のなさを感じる

もちろん、見学した時間帯や行事前などの状況によっても雰囲気は変わります。

一度の見学だけですべてを判断することは難しいでしょう。

だからこそ、複数の園を見ることも大切です。


最後に|「ここなら安心して預けられる」と思えるか

最後は、保護者としての直感も大切にしてほしいと思います。

最終チェックリスト

□ 職員の表情は明るかった
□ 子どもたちは安心して過ごしていた
□ 保育士の声かけが温かかった
□ 園長や主任の雰囲気が良かった
□ 「ここなら安心して預けられる」と感じた

保育園選びに絶対の正解はありません。

しかし、子どもたちが毎日長い時間を過ごす場所だからこそ、設備や立地だけでなく、そこで働く人たちや園全体の空気感にも目を向けてみてください。

現場で働く立場からすると、良い保育は「人」がつくるものです。

そして、その「人」の温かさや雰囲気は、短い園見学の時間の中でも、意外と伝わってくるものなのです。

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