保育士向け転職フェアでは、何を質問すればよいのでしょうか。採用フェアに携わった経験をもとに、待遇・保育内容・職場の雰囲気など、必ず確認したいポイントを解説します。
この記事でわかること
- 転職フェアで必ず確認したい質問
- ブースを効率よく回る方法
- 園見学で見るべきポイント
- 職場の雰囲気を見抜くコツ
- 後悔しない園選びの考え方
転職フェアは「採用される場」ではなく「あなたが園を選ぶ場」
保育士向けの転職フェアや就職フェアへ参加すると、
「何を質問すればいいんだろう。」
と悩む方は少なくありません。
私自身、保育士向け採用フェアに携わった経験がありますが、多くの求職者は、
- 給与
- 保育内容
- 勤務地
この3点を中心に質問していました。
もちろん間違いではありません。
しかし、限られた時間の中で効率よく園を比較するためには、「何を聞くか」を事前に決めておくことが大切です。
そして一番伝えたいことがあります。
転職フェアは採用面接ではありません。
あなたが評価される場ではなく、あなたが園を見極める場です。
遠慮しすぎる必要はありません。
① 給与は「額面」で確認する
待遇について質問するときは、
「月給はいくらですか?」
だけでは不十分です。
確認したいのは、
- 月給(額面)
- 基本給
- 各種手当
- 賞与
- 宿舎借り上げ制度の有無
- 処遇改善手当
などです。
フェアでは面接ではないため、
「額面ではいくらになりますか。」
と率直に質問して問題ありません。
後から「思っていた給与と違った」とならないためにも、この確認は非常に重要です。
② 保育内容はパンフレットだけで判断しない
多くの園では、
ホームページやパンフレットに魅力的な保育理念や保育方針が掲載されています。
しかし、
実際にその保育が現場で実践されているかは別の話です。
だからこそ、
園見学では、
「ホームページで拝見した〇〇保育は、普段どのように実践されていますか?」
など、具体的な質問をしてみましょう。
説明が具体的であればあるほど、現場でも実践されている可能性が高いと考えられます。
③ 園見学では「園長と職員の関係」を見てください
これは、私が最も見てほしいポイントです。
園見学では、
子どもを見るだけではなく、
職員同士の関わりも観察してください。
例えば、
保育士が園長や主任へ話しかけたとき、
- 手を止めて話を聞いているか
- 相手の目を見て会話しているか
- 体の向きを相手へ向けているか
こうした何気ないやり取りには、その園の文化が表れます。
もちろん、短時間の見学だけで全てを判断することはできません。
しかし、職員を大切にしている園ほど、日頃のコミュニケーションにも自然な温かさが感じられることが多いと、私はこれまでの経験から感じています。
④ 立地は最初に確認してしまいましょう
フェアでは、多くの法人が出展しています。
だからこそ、
効率よく回ることが大切です。
例えば、
「〇〇駅周辺で探しています。」
と最初に伝えましょう。
もし希望エリアに園がなければ、
「ありがとうございます。パンフレットだけいただきます。」
と伝えて問題ありません。
転職フェアは、
あなたが園を比較する場です。
遠慮して時間を使いすぎる必要はありません。
⑤ 現役保育士がいるブースはチャンス
もしブースに、
- 現役保育士
- 主任
- 園長
が参加していたら、積極的に質問してみましょう。
採用担当者だけでは分からない、
現場のリアルな話を聞ける貴重な機会です。
例えば、
- 一番やりがいを感じる瞬間は?
- 入職後にギャップはありましたか?
- 職員同士で相談しやすい雰囲気ですか?
こうした質問は、ホームページでは分からない職場の空気感を知るヒントになります。
転職フェアへ行く前に質問を3つ決めておこう
フェア当日は、多くの情報が飛び込んできます。
だからこそ、
事前に
「絶対に聞くこと」
を3つ決めておきましょう。
例えば、
- 給与・待遇
- 保育内容
- 職場の雰囲気
この3つだけでも十分です。
質問を決めておくだけで、比較しやすくなり、自分に合った園を見つけやすくなります。
現場経験から伝えたいこと
私自身、採用フェアに携わる中で感じたのは、
積極的に質問する人ほど、自分に合った園を見つけているということです。
一方で、
「なんとなく説明を聞いて終わる」
だけでは、どの法人も同じように見えてしまいます。
転職フェアは、休日を使って参加する大切な時間です。
だからこそ、
受け身ではなく、
自分が園を選ぶという意識
を持って参加してほしいと思います。
その姿勢が、転職後の満足度にもつながっていくはずです。
まとめ
保育士向け転職フェアでは、限られた時間の中で多くの園を比較できます。
その時間を有意義にするためには、
- 給与は額面で確認する
- 保育内容は現場での実践を聞く
- 園長と職員の関係性を観察する
- 希望エリアは最初に伝える
- 現役保育士がいるブースでは積極的に質問する
この5つを意識してみてください。
転職フェアは「採用される場」ではなく、「あなたが働く園を選ぶ場」です。
遠慮せず、自分が納得できるまで質問し、実りある一日にしてください。
参考資料
- 厚生労働省「職業選択・求人応募時の留意点」
- こども家庭庁「保育人材確保に関する施策」
- 各自治体・保育士就職支援センターの就職フェア案内


コメント